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  • 松浦堂

​第九回松浦堂Meeting

最終更新: 2019年6月11日

2018.6.17 下北沢Circus


第九回松浦堂Meetingのゲストは、

風景写真家 館野二郎氏。

店主 松浦晃久との奄美大島での運命的な出会いや、写真×音楽の繋がりなど

ここでしか聞けない不思議な感覚になるトークショー。

前半は店主松浦によるアレンジ解析コーナーも開催!

松浦晃久×館野二朗

〜運命的な出会いから〜


松浦

本日のゲストの館野二朗さんです!

館野 どうも、はじめまして。館野です!

小松 よろしくお願いします!

松浦 あのね。パンフレットにも書いてあるんだけど、僕ら奄美大島で出会ったんだよね!

館野 そうですね!

松浦 というのも、僕が今プロデュースしてるカサリンチュが奄美大島の出身でね。

いつもは都内で一緒に仕事してるんだけど、

奄美がすごくいいところだって聞いてたし僕も行きたかったし、

どうせなら奄美で曲作り合宿してもいいんじゃない?ってなって10日間くらい行ってたんだよ。 でも彼らはラジオの仕事とかもほかにもやることがあって、

僕の時間が空くタイミングがあってたからレンタカーを借りてるし島散策しようかなって。 それで泊まってるところの人と朝ごはん食べながら話してたら

「ちょっと辺鄙で遠いですけど入江があってすてきな集落があるんですよ!」って情報をもらって、

よく聞いたら元ちとせさんが育った嘉徳(かとく)っていう場所だったんだけど。

「迷わなければ辿りつけます」って言われてさ!

館野 普通の観光客の方なら行かないところですからねー。

松浦 やっぱりそうだよね! まぁ、そこに車で向かったわけだけど。

しばらくはここ絶対間違ってるよなってところに居ると思ってさ。

今はバイパスが出来ててトンネル通れば30分くらいで着くんだけど、

その時は旧道しかなくてくねくねした山道をひたすら1時間半くらい走らないと辿り着けなくてさ。

しかもくねくねの途中のここなの?ってところで

左に曲がれってなってて、またくねくねが続くし…って感じでね。

館野 曲がったり登ったり降りたりひたすら山道ですもんねー。不安になりますよね!

松浦 もう、ナビ通りに行くけど3回くらいは疑ったし、これは間違ってるよなーって思いながら進んだよ! そしたら集落の入り口らしきところに出たんだけど、

観光客は立ち入り禁止みたいな看板があったんだよー!

館野 レギュラー車禁止って書いてあるんですよね。

松浦 そうそう!だからまたそこで一回躊躇するんだけど、

とりあえずせっかく来たもんなーと思って進んでみると、

コンビニが建てられないかなってくらいのスペースがあって。

そこにもサーファーは車停めるな!みたいなことが書いてあってさ。

やっぱり来るなってことなのかなぁって思ったわけですよ。 でも、オフシーズンだし人もいないしと思って、よく見たら1台車が停まってて、

しかもわナンバーのレンタカーだったんだよ!

だから、とりあえず他の人も来てるんだなと思ったから車停めて

細い茂みみたいな道を歩いていったんだけど、あそこいいよねー!

館野 あの道は少し上り坂で向こう側が見えないからいいですよね!

しかも、その上り坂を抜けるとばーって湾が広がって

左右対称に端から岬が出てて囲まれてるような感じがまた素敵ですよね。

あの湾は本当に観光客が来るようなところじゃなくて。 普通なら奄美大島といえば青い空青い海!って感じをイメージすると思うんですけど、

あの湾は砂が黒くて海もそこまで綺麗なわけではないんです。

でも僕が1番好きなところなんですよねー!!

松浦 いいところだよねぇ。 その日はさ、奄美大島なのにちょっと寒くてしかも小雨が降ってたんだけど、

それがまた良い!!って思ってたら、遠くにぽつんと人がいるのが見えてさ。

2人いるもんだからカップルかなー?ってちょっと離れたところに座って僕も海を見てたわけだけど。

よく見たら1人カメラ持ってるし、三脚使ってるのが分かったから

話しかけてみようと思って近づいて行ったんだ。

そしたら、「あれ?松浦さんじゃないですかー!」って、声かけられてびっくりしたんだよね!

館野 まさかの僕と一緒に居たのが松浦さんのホテルの従業員の子だったんですよね!

小松 それはすごい偶然ですねー?!

松浦 そうなのよ。それで、「この方はカメラマンで友達なんです」って紹介してもらってさ。

どうも、初めまして〜ってお互いびっくりしながら挨拶したよね。笑

小松 え??あれ、それじゃあお2人の出会いってついこないだってことですか?

松浦 1月だったかな?

館野 1月ですね!

小松 あれ?ってことはまだ半年経ってないですよね??

館野 そうですね。だから、僕は今日居る人の中で誰よりも松浦さんのことを知らないんです。笑

(全員:笑)

館野 正直、何者なんだろう…って。笑

小松 そうなんですね!笑 今聞いた最初の出会い方からすると、そうなりますよね!

松浦 僕は写真撮ってる人って聞いて興味津々だったんだよ!

だって僕もカメラ好きだし、良いカメラ持ってるのはすぐ分かったからさ!

二朗君から「カメラやってる方ですか?」って言われても

ただの素人ですって答えるしかないくらい本格的で素敵なカメラでね。

本当は何か上手く撮るには…とかいいこと聞きたかったけど、

初めましてだし、いきなりカメラ教えてほしいなんて言えなくて、

そこはお茶を濁しつつ、普通に話してたよね。

館野 そうですね。なんかあのときすごいいい感じでしたよね!

こっちにトコトコ歩いてきて、話し出したら雨が降り出して…雨宿りしようか?みたいになりましたよね。

小松 なんですかそれ!! じゃあその時に雨降ってきて雨宿りしなかったら

そんなに話すこともなかったってことですよね?!なんだそれ!笑

館野 なんか、なんて言ったらいいか分からないんですけど。

風貌というか、なんだか僕と近いものを感じたんですよ。

見ているだけで、この人とは普通に仲良くなるだろうなって感じがして!

松浦 そうそう。なんか分かるよ!

小松 確かに髪が長かったり、背格好も似てますけど。なんですかそれ!すごいなー!!

館野 でも、その雨宿りの時はすぐに帰ったんですよね。

松浦 そうだったね!邪魔しちゃ悪いと思ったし、僕も長居するつもりなかったからね。

館野 それで、何日か後に同じ宿に泊まってたんですよね!たまたま松浦さんのいたところに僕が予約していて。

松浦 僕が泊まってたところが二階建てだったんだけど、

たまたま二朗君が外階段に面した部屋に泊まってたんだよな!

というのも、僕が仕事して遅くに帰った日があったんだけど、

その日はあまりにも星が綺麗でね。

普段雨が多いからあんまり見れないんだけど、

星空が見えたらすごいんだよ!だから行くしかないって思って、

部屋に戻ってカメラと三脚持って外に出たわけよ。

館野 冬ってあんまり晴れないんですけど、その日はたまたま晴れてたんですよね。

それで、僕の部屋は窓を開けてると部屋の前を通った人が見える作りだったんですけど、

夜遅かったんですけどパソコンいじってたり作業してたら、三脚を担いで通ったんですよ。

見たら松浦さんで、何してるんですか?って思わず聞いちゃって。笑

星撮りに行くっていうんで、僕も行く!って一緒に向かったんですよね!

小松 滅多に晴れないのに星が見えてないとなかったであろうことなんで、

なんか導かれてる感じがしますねー!

松浦 そうなのよ。 この話さ、ちょっと角度を変えてみたときに、

もし男女に置き換えてみたらこんなに恋に落ちる話はないよね!笑

小松 まさにそうですねー!笑

松浦 一度目は人のこないような浜辺、二度目は満点の星空の夜中って!

恋に落ちる以外他にないような素敵なシチュエーションなんだけど、残念ながら男同士だからね。笑

館野 でも、なんて言ったらいいか分からないですけど。

なんか松浦さんには着いて行きたくなるような何かがあるんです!

小松 あー…分かります!めちゃめちゃ分かるぅー!!!

館野 ですよね!それで、星空を撮りに行くって着いていったときも

なんだかんだ宿の近くの海まで一緒に行ったんですけど、

撮るのに街灯が海に反射してて邪魔だなーって二人して思って。

そうしたら、松浦さんが持ってたニット帽とかタオルとか全部使って、

宿の灯りという灯りに全部被せて隠し出したんですよ!!

松浦 いや、これ消せないの?って宿の人に聞いてみたけど、スイッチがないらしくて。

よく考えたらひどいよね。せっかくの街灯なのに。笑

小松 何してるんですか…!笑 でもそれほどまでに真剣に撮りたかったってことですもんね!

松浦 まぁ、そうだねー。 そんな出会いを経て、二朗くんをここに呼んだんだよねー。

小松 なんともロマンチックな出会いですねー。

お越しいただき本当にありがとうございます!

館野 本当に無茶振りですよね。自然しか相手してないんで、

あんまり人を相手にすることが慣れてないんですよ!むしろ苦手なんですけど。笑 僕なんかでいいのかなって思ったんですけど、「来ちゃいなよ」って松浦さんが言うんですもん。でも呼んでいただきありがとうございます!



だってね、写真を見せてもらったら

もう大好きになっちゃってさ。



松浦 これなんて素敵な場所なんだけどさ、

二朗くんが撮ってるからさらに素敵なことになっちゃってるんだよ!

僕が撮ってもこんなことにならないからね!

奄美大島って聞いたらさ、

青い海で白い砂浜で珊瑚礁があって…ってイメージするよね?

でも、二朗くんの写真はなんか違うんだよ。 この写真は一度目に出会った浜辺なんだけど、

さっき話したように同じような景色が左向くとあるんだよね。

丸く囲われてるような感じなんだ。なんかちょっと、聖域っぽい雰囲気が出てる場所なんだよね。

館野 今の時期だと亀が産卵してたりしますからね。 素敵ですよねー!

小松 これは、どうやったらこんな写真が撮れるんだろう…。

館野 この浜辺は真ん中に海に向かって真ん中に川が流れてるんです。不思議な場所ですよね。

小松 この写真は出会った日の海ですか?

館野 そうです!松浦さんと出会う前に撮ったものですけど。日にちは同じ日です。 何回も通ってるんですけどらまだいいものを撮れなくて…

小松 何回も通ってるんですか!?

松浦 だって、このときも2ヶ月くらい滞在してたんだよね?

館野 そうですね。12月と1月でしたからね!

松浦 とにかくいいタイミングをずーっと探してるんだよね。

小松 松浦さんが沖縄から帰ってきて、

館野二朗さんて言う写真家の人がいるから是非見てみて!って

何回か写真を送って頂いたりしたんですけど。

なんすかこれ!ってなったんですよ!!!

そこで、ちょうど次の松浦堂らどうしようかって言う話もしてたので、

ぜひ二朗さんに来ていただきたいなぁって思ったので今日が実現したんですよね!

館野 いや、本当に面白い出会いですよねー!

松浦 面白いって。笑 まぁその通りなんだけど、

さっき話してた音楽の聞き方にも通ずるものがあるんだよね。 みんなが見てる景色って同じじゃない?

小松 はい。同じですね!

松浦 この会場に居ても、みんなが見えてるものは同じはずなんだよね。

でも、音楽でクラシックを小さい頃から鍛えてやってましたって人と

3ヶ月クラシックをやったって人じゃ

明らかに違うよねっていう超絶技巧があるわけですよね。

それは分かりやすい一例であって、

音楽は感性のものだからどういう風に聞いているのか、

どう見えるのかなんて人それぞれじゃない?

同じ音楽を聴いてても「いいねー!」っていうのはそれは人それぞれでいいんだよね。 今はコンピュータが普及してるから

みんな同じソフトを入れて同じプログラミングを使ってできるから、

データを入れれば全員が同じ音を出せるよね。

そうすると全部単一化されて行く傾向に今なってるわけで、

それがつまんないなーって思ってるときに僕はカメラと出会ったんだよね。

小松 そうなんですねー!

松浦 昔の楽器は一個一個違う音がするし、シンセサイザーすら一台一台違ったんだよね。

作ってる年代で違ったり、部品の当たり外れもあるし。

同じ工業製品のプロジェクターだって音は違ったし、

それがアナログのピアノとかギターとかになったら個体差ははっきり出てくるんだけど、

今はそういうのがなくなってきてるじゃない。 カメラも同じように、フィルムでやってる時は現像するまでどうなってるか分からないからさ。

技術と勘が大事なんだよね。

でも今はデータだからばーっと撮って

すぐ良い悪いの確認ができるようになってきてるからさ。

なんていうか、きっと差が出にくくなってるなってるんだよね。

だけど、それでも二朗くんの写真は館野二朗をしっかり表現してるわけですよ。 ということは、音楽の聴き方と一緒で二朗くんの

ものを見る目や感じ方が違うってことなんだよね。

たまに、すごく加工して絵みたいな写真の人もいるけど、

二朗君の切り取り方というのかな。

テクニックとかタイミングが、どういうセッティングでどうしたらこうなるか、って

すごく自然の感じを残したままなんだよ。

その感性ってなんなんだろう?って思うよね。

だから、ぜひ写真を見ながらお話を聞きたいなぁと思ったんですよ。

小松 そうですねー。もしよかったら写真をいろいろ見せていただいてお話を伺いたいですね!

館野 今日は奄美のしか持ってきてないんですけど、ぜひお願いします!





小松 え!ここどこですか!めっちゃ素敵!!!

館野 ここは加計呂麻島っていうところなんですけど、

そこもまた独特な地形があっておもしろいなと思って撮りに行ったんです。

これは朝ですね。

小松 朝!これからどうなって行くんだろうって想像したくなりますねー!

館野 加計呂麻も雨の日が多いので、

朝日がぱーっと見えることが本当に少ないんです。

だいたいこの写真のようにいつも水平線に雲がかかってるんですよねー。

こんな写真もあります。

小松、松浦 おぉーーー!!!

館野 奄美はなんだか光の射し方が独特で、こういうのが好きなんですよね。



館野 この2枚は大島のほうですね。

小松 うわぁ。美しいですね〜!

松浦 ほら!すごいでしょ! これ、2枚目は霧だよね?

館野 朝霧ですね。

小松、松浦、会場 わー!すごい!!








館野 本当はこういう森をいっぱい撮りたいんですけど、なんせハブが多くて…笑

松浦 なるほど!ハブか!

館野 本気のハブが出るので、

死人も出たことあるんですよ。

小松 本気のハブ!恐ろしい!

館野 だから、本当は行きたくても

危ないんでなかなか行けないんですよー。

ガジュマルは絞め殺しの木なんて

言われてたこともあるんですよ。









素敵な細道 〜嘉鉄〜



館野 ここはぜひ連れて行きたいところですね!

松浦 いいねー!素敵!!!

館野 ここは、嘉鉄(かてつ)って言う集落なんですけど。 僕、奄美大島の集落という集落を全部回ったんですけど、

この道がものすごく美しくて!

こんな小道を見たことなくて、毎回奄美大島に行くとここで写真を撮るんですよ。

おじさんが1人いるの分かります?この人が1人でこの道を手入れしてるんですよ!!!



小松 えー!!!それはすごい!!!



館野 道自体は30メートルくらいしかないんですけど、

徹底的に綺麗にしてくれてて。

毎回感動するんですけど、

ある日突然作業中のおじさんがいたのでいいなーと思って、

思わず写真撮っちゃいました。

松浦 すごいなぁー!

館野 この道を抜けるとすぐ海なのがまたいいんですよねー!

小松 そうなんだ!どんな景色か気になるー!!

松浦 ….こういう景色にさ、出会うじゃない。

それ自体がすごいことだよね。

たぶん、回数重ねないと出会えないと思うんだ。

二朗くんはなにか引き寄せるものがあるのかな?

館野 いやぁ。

むしろ僕は風景に嫌われてるのかもしれないと思ってます。

やっぱり通わないと見れないですね。

通っていると見える角度が違ってきたり、

いい角度がだんだん分かってきたりするんです。

そういうのって1センチずれてもダメなんですよね。 あとは木が伸びてきて見える風景っていうのもあります。

松浦、小松 なるほど!

館野 見える風景があるってことは、消えていく風景もあるんですけど。

この小道はずっと変わらずいつも綺麗なんですよね。

なんでかなー。





館野 これも珍しいんです!青い空と青い海!!

松浦 これってさ、波の動きがこうなるくらい

ゆっくり撮ってるってことだよね?

館野 そうですね!1分くらいかけて撮ってます! だから雲も動いてるように見える感じになってます。

なんてことない風景もこうやって撮ったら

面白くなるかな?と思って。

小松 それって、

「こういう風に撮ったらそうなるな」

みたいなことが分かってて撮ってるんですか??

館野 まぁ、そうですねー!

小松 ですよねー!すごくないですか?!

館野 流石に雲の動きとかは分からないですけどね。

松浦 撮りたいものを分かってるのは技術で、

雲の動きは偶然でしか撮れないもんねー。

館野 写真撮っててもつまんないなーっていうときもあるんですよ。

そういう時はいろんなフィルターのテクニックを使うと面白くなるときもあるので。

写真の露光時間っていろいろあると思うんですけど、1分を過ぎると世界が変わるんですよ!普通の静止画とは違ってきて、面白いんですよねー!!!





館野

あと、これは空が夕焼けで染まると海も反射して赤く染まっちゃうんですよねー!

松浦 ローズクォーツみたいだねー!すごく綺麗!

小松 空と海の境目がなくなってるみたいですね!

綺麗!!夕焼けのときってこんなになっちゃうんですか?!

館野 これもさっきと同じで1分くらいかけて

長時間で撮影してるんですよね。

そうするとこんな面白い写真が撮れるんですよー!

空の色が海に移って行くのが分かりやすいと言いますか…。

小松 なるほど!神秘的ですねー。





松浦 この写真なんて雲が溶けてるみたいだもんね。

どうしてこういう風に見えるんだろうね。

小松 いや、そうなんですよ!さっきから僕もそう思ってました!






館野 これはスーパームーンのときですね。

松浦 こうやって柄が出るように撮るのって難しいんだよね!

館野 そうですねー。

でもスーパームーンは明るいんで普段よりは撮りやすいですけどね!

松浦 柄を出しながらもこの波を撮れちゃうんだもんなー!

すごいなー!!


・・・・・・・・・・

館野 他にも月明かりで撮った写真があるんですけど、

どれも月が明るくて星が写らなかったんですよねー。



小松 これが月なんですか!!

太陽かと思うくらいすごい明るいですね!

館野 明るすぎて本読めますよー! 月って都内とかどこでもわりと見れますけど、

奄美の新月のときは月がなくて真っ暗になるので、

星明かりだけっていうのがあるんですよね!

星ってこんなに明るいんだあるんだなーって思いました!!







松浦 うわ!出たこの写真!!! 珊瑚だね!

館野 これですよ!松浦さんもちょうど居た時期で、

12月だと1番潮が引く時期なんですよね。

そうすると夜中の2時頃にこんだけ珊瑚が出てくるんです!

小松 え!!これもこんなに明るいのに2時とかなんですか?!

夜ですよね?!

館野 そうですね。

1年に1回しかこうやって出てくることがないんで、

海の中に入ってタイムラプスでずっと撮ってたんです。

去年も撮りに行ったんですけどなかなか上手くできなかったんですよね。

松浦 やっぱり島と仲良くならないとだめなんだねー。

館野 去年は嵐になっちゃって。

でも今年は大丈夫でしたね!動画もあるんですけどね。

松浦 どんどんいこうよ!見せて見せて!!!




例えばさ、音楽によって映像って変わるかな?

(館野さんの動画に合わせて、松浦さんが演奏タイム)



松浦 やっぱり変わるね!音によって映像の感じ方が。

小松 僕もやっててなんか違う感じが楽しかったです!!

館野 やっぱり映像だけだとなんか見てられないかなーと思うので、

いつか松浦さんに音楽つけてもらえたら…って

お願いしようと思ってたのでこんな形でも実現できて嬉しいです!!

松浦 そうなの?

でもさ、音がないのもそれはそれで想像を掻き立てられる感じするけどな。

館野 それは音楽ができる人だからなんですよね。

僕だって音が欲しいなって思ったとしてもメロディはできてこないですから。

あればいいな、としか分からないです。

小松 なるほど!

松浦 なんかね、映像に合わせたほうが良い場合とそうでない場合があって。

関係のない音が流れたほうが機嫌が良い時とぴったり合わせたほうが機嫌が良い時と、

音楽にもいろいろあるんだよね。

館野 そうなんですね。でもさっきのはどっちもよかったです!!

小松 これは1つの作品としてあたりのコラボレーションが実現するんですかね?!

松浦 そのうちいつかはやりたいよね!

館野 今度いいやつが撮れた時はぜひ!!

小松 僕はパンフレットに載せる言葉を松浦さんからいただいたときに

「二朗くんの写真からは、色んな音が聴こえてきます。

二朗くんには何が聴こえているのか、その辺も是非聞いてみたいと思っています。」って

言葉にすごく感動したんです。

写真に対して何が聞こえているのかということを

聞きたいっていうふうに松浦さんが考えていることが、

二朗さんの写真から音を感じているってことなんですよね!!

館野 正直にいうと、僕は音はイメージできてないですね。

あとで現場の音を覚えている事はあるんですけど、曲ではないんですよ。

松浦 そういうのはあるんだ!そういうのを知りたいんだよね。

その現場の音にしてもなにが聞こえてるのかなって。

館野 環境音ですかね。その場に居たときのものがほとんどです。 たまに映像でもさっきみたいに撮るんですが、映像も固定カメラがほとんどなんです。

僕は写真家なので、構図を作ることが仕事なんですが、

作った構図の一瞬を切り取ることが大事なんですよね。

その一瞬の中にも何秒もあって、その中は常に動いているじゃないですか。

時間は経過してるわねだから音もいろいろ聞こえてますね。鳥の声だったり、風の音とか。

松浦 やっぱりそうなんだね。風景と音って繋がってると思うんだよね。

鳥も風も、海だったり木のそよぐ音だったり…さすがに雲の音は聞こえないけど。

なんていうか、そういうものはちゃんと取り込まれているんだなって二朗くんの写真からは感じます。

小松 繋がってると思います!

館野 そうですね。だから撮ってて自分の気分が上がるときもありますもん!

川の流れの音だったり、何かがぶつかる音も。

霧の時だって、風で霧が動いてる音もありますからね! あとはオーロラのときは音が聞こえないんですけど、1番聞こえてきそうな気がします!

滝のときも人が喋ってるように感じたりします。

松浦 そうなんだね! 違う人の写真を見ている時も、絵として感じる時と、

音や匂いとか違うものを感じさせるものがある人の写真もあるんだよね。

二朗くんの写真を見た時は後者のいろいろなものを感じる気持ちになったんだよね。

館野 ありがとうございます。 なんか、変な話ですけど、「無音」てあると思います?

松浦 あるある!

小松 「無音」て音はありますね!

館野 なんか不思議ですよね!一切、何も聞こえないってことなんてないですからね。

俺だけかなって頭おかしいかなって思ってました。笑

松浦 いやいやいやいや、違うよ!大丈夫!

館野 よかったです。笑

松浦 よく漫画とかでも「しーん」っていう音があるでしょ?

あれも「しーん」って聞こえることあるよね?

しかも、時と場所によってピッチが違ったりね。

小松 ありますね!あれはいろいろ聞こえますね!

館野 一番分かりやすいのは雪の日とかですよね!

何も聞こえないなって思ってても、「無音」っていう音がありますもんね!

それが一番うるさく聞こえたり。

松浦 あー、そうだね!うるさいうるさい。笑 なんか、音とかなんでも生まれたらあると思うでしょう?

でも違うんだよね。もともとそこにあるものだから。

そこから急に途端に山になって出っ張ってくるから、始まりのような気がするだけで。

もともとはすべてそこにあって音楽はその一瞬を切り取っているわけですよ。

二朗くんの場合、写真ももともとあるものが見えて、

その一瞬を切り取ることができてるんだなーって思うんですよ。

小松 そうですねー。

普段からあるものなんですけど、

普段みんなが通り過ぎてしまうものなんですね。

館野 その切り取れるものが人それぞれ違ったりしますからね。

またそれがいいんですよねー!

松浦 だから人それぞれの個性が活きてくるんだろうね。

館野 そうですねー。

構図を作るっていっても、よく雑誌とかで話さなさないといけないんですけど、

そもそも考えてやるものではなく、感覚でしかないですからね。

松浦 ほんとはね、二朗くんの写真を見てて思ったんだけど、

僕も海とか潜って海の写真を撮ったりしたいなーって気持ちになったよ。

ただ、鼓膜がね…

館野 潜ると少し鼓膜に影響しますからね。でも水の中にも音ってありますよね!

松浦 そうなの!あるある!!

だからたまに潜ることもあるんだけど、あんまり深くは潜れないからなぁって。

小松 いやぁ、写真の話でも結局音の話につながったり

本当に時間のある限り話していたいんですが。 そろそろお時間になります!!!

館野 もうそんな時間なんですね。

僕が呼ばれたときは本当にどうしようかと思ってましたけど大丈夫でしたかね?笑

松浦 いやいや!素敵なお話をたくさんできましたよ! 松浦堂はワークショップというか、

ほとんど内容も決めずに話したいことを話していくから雑談ぽくなってしまうんだけどね。笑

小松 本当に素敵な話をたくさん聞けましたよ!!!ありがとうございます!!! なんていうか、ミュージシャンと写真家は全然違う仕事なのに、共通することがあるんだなって!

松浦 あるよねー!デジタル化が進んで人との交流が減ったりっていうのも共通点だよね。

館野 そうですねー!探したら他にもたくさんあると思います!

とにかく僕は話すのが苦手なんですけど、すごく楽しかったです!!!

松浦 時間があっという間すぎて、

本当は話したかったことで話せてないこともあるから、

ぜひ第二回も開催できたらいいですね。

今日はありがとう!

小松 僕としてもすごく楽しかったので、また次の機会もぜひ作りましょう! 今日は本当にありがとうございましたー!!!




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